キャバクラの給料はいくら?
時給・月収・給料システムを解説

キャバクラの給料は、基本時給に本指名・場内指名・同伴などのバックが加わる仕組みです。
さらに、指名本数や売上実績によって時給が変動する「スライド制」や、売上に対する給料の割合を評価する「給率制」もあります。
時給・月収の目安から、バックの種類、給料システム、ノルマ・罰金、手取りまで、キャバクラの収入事情を詳しく紹介します。
キャバクラの時給・月収はいくら?
キャバクラでは、時給3,000〜6,000円程度の求人が見られ、高級店や繁華街ではさらに高い時給を提示する募集もあります。
求人に掲載された金額には保証期間や採用条件があり、入店時の時給と、その後も維持できる時給は分けて考える必要があります。
■基本時給と月収の目安
時給4,000円・1日5時間勤務を基準にすると、勤務日数によって月収は次のようになります。
| 働き方 | 基本時給による月収 |
|---|---|
| 週2日勤務 | 約16万円 |
| 週3日勤務 | 約24万円 |
| 週5日勤務 | 約40万円 |
※月4週間の勤務を想定した基本時給分の目安です。バック・控除などは含みません。
指名や同伴によるバックが加われば、さらに収入が増えることもあります。
一方、売上や指名実績によって時給が下がったり、シフトが減ったりすると、月収も変わります。
保証時給と入店後の時給
キャバクラでは、入店後の一定期間に高い時給を保証する「保証時給」が設定されることがあります。
保証期間中は決められた時給が適用され、その後は指名本数や売上などの実績で給与が査定される仕組みです。
・保証期間が終了したとき
・指名本数や売上の査定期間が終わったとき
・昇給・降給の基準を満たしたとき
・新しい給与システムに切り替わったとき
保証時給が高くても、その金額がずっと続くとは限りません。
保証終了後の時給査定は、キャバクラの収入を考える重要なポイントです。
キャバクラの給料システムと時給の決まり方
キャバクラの給料システムには、時給を基本とする方式のほか、指名本数・売上・給率によって給与が変動する方式があります。
主な給料システムの種類
| 給料システム | 仕組み |
|---|---|
| 固定時給・保証時給 | 一定の時給を支給する方式 |
| ポイントスライド制 | 指名・同伴などのポイントで時給が変動 |
| 売上スライド制 | 個人売上に応じて時給が変動 |
| 売上バック・売上折半制 | 対象売上の一定割合を報酬に反映 |
| 給率制 | 売上に対する給料の割合で時給などを査定 |
ポイントスライド制と売上スライド制
本指名・場内指名・同伴などの実績をポイントに換算し、獲得ポイントによって時給が変わる仕組みです。
本指名1本で1ポイント、同伴1回で2ポイントなどの基準を設け、一定期間の合計で翌月の時給を決める方式があります。
指名本数を増やすことで、基本時給そのものが上がるのが特徴です。
自分の指名客などによる売上金額を基準に、時給を段階的に設定する仕組みです。
売上が高いキャストほど時給が上がり、反対に売上が基準を下回ると時給が下がる制度もあります。
指名客などの対象売上の一定割合を報酬として受け取る方式です。
売上折半は、対象売上のおよそ半分を報酬とする仕組みを指します。
基本時給に上乗せする売上バックとは異なり、時給制と売上歩合制を切り替える給与体系もあります。
給率制とは?売上と給料の関係
給率とは、キャストの売上に対して、どれくらいの割合を給料として受け取っているかを示す数字です。
例えば、売上50万円に対して給与総額が40万円なら、給率は80%です。
・給率が低い: 給料に対して売上が多く、時給アップの評価につながることがある
・給率が高い: 売上に対して給料が多く、時給ダウンの査定につながることがある
・給率100%超: 給料が対象売上を上回っている状態
給率の計算には、税金やサービス料を除いた「売上小計」が使われることがあります。
また、売上を集計する期間を「クール」と呼び、半月や1か月ごとに査定する制度もあります。
給率制は、売上が高いだけでなく、支給される給料とのバランスも評価される仕組みです。
キャバクラのバックの種類と仕組み
キャバクラでは、基本時給とは別に、本指名・場内指名・同伴・ドリンクなどのバックが支給される制度があります。
特に本指名や同伴は、追加報酬だけでなく、時給査定や個人売上にも関わる重要な実績です。
お客様が最初から特定のキャストを指名して来店した際に発生する報酬です。
指名1本につき固定額が付くほか、本指名客の会計が個人売上に計上される制度もあります。
フリーで来店したお客様が、店内で接客を受けたキャストを指名すると発生する報酬です。
本指名とはバック額や売上への反映が違うことがあります。
出勤前にお客様と食事などをして、一緒にお店へ来店すると発生する報酬です。
同伴1回ごとの固定額に加え、同伴したお客様の売上が時給査定に反映される制度もあります。
同伴は来店時間によってバック額が変わったり、遅い時間の入店が対象外になったりする条件もあります。
ドリンク・ボトル・シャンパンバック
ドリンクバックは、キャスト用ドリンクの注文によって発生する追加報酬です。
ボトルやシャンパンは、商品価格や対象売上の一定割合がバックになる制度もあります。
・フリー席と本指名席でバック率が違うことがある
・高額なボトルでも一部の商品はバック対象外になることがある
・複数のキャストで売上を分けることがある
・指名バックと売上バックが重複して付かない制度もある
高額な注文を受けても、売上のすべてが自分の報酬になるわけではありません。
売上小計と個人売上の仕組み
キャバクラの給与で使われる「売上小計」は、一般に会計から税金やサービス料を除いた金額を指します。
また、個人売上に計上されるのは、本指名客の会計など、店舗が定めた対象売上です。
同じ10万円の会計でも、総額10万円なのか、小計10万円なのかで給与査定に使われる数字は変わります。
売上バックや給率制では、どの売上が自分の実績として計上されるのかが重要です。
キャバクラのノルマ・罰金と給料への影響
キャバクラには、指名本数や同伴回数、売上などに目標を設ける給与制度があります。
また、遅刻・欠勤やイベントの出勤条件に対して、ペナルティを設定している店舗もあります。
・指名ノルマ: 一定期間に必要な本指名本数
・同伴ノルマ: 月内などに達成する同伴回数
・売上ノルマ: 個人売上の最低目標
・イベントノルマ: 誕生日・周年などの売上や出勤目標
・出勤ノルマ: 週や月の最低出勤日数
ノルマを達成できないと、時給査定が下がったり、バック率が変わったりする制度があります。
また、同伴回数やイベント目標が未達成だった際に、罰金を設定しているケースもあります。
・遅刻した時間に応じた減額
・当日欠勤に対する罰金
・無断欠勤に対する罰金
・繁忙日やイベント当日の欠勤に対する特別なペナルティ
実際の求人掲載例には、遅刻10分につき1,000円、当日欠勤10,000円、無断欠勤20,000円という設定もあります。
これは一部の募集条件であり、罰金として記載されていても、そのまま合法的に給与から差し引けるとは限りません。
ノルマなしでも時給が下がることはある?
「ノルマなし」として募集していても、売上や指名実績によって時給が変動するスライド制が採用されていることがあります。
ノルマを達成できなかったことへの罰金と、実績に応じた時給査定は別の仕組みです。
特に、保証期間が終了した後は、ノルマがなくても売上や指名本数をもとに時給が見直される制度があります。
ノルマなし=時給が下がらない、という意味ではありません。
キャバクラの手取りと給料から引かれるもの
キャバクラでは、基本時給と各種バックを合わせた金額から、税金や厚生費、ヘアメイク代などが引かれることがあります。
そのため、求人に掲載された時給だけでなく、実際に受け取る手取り額も重要です。
給料から引かれる主な項目
| 項 目 | 内 容 |
|---|---|
| 税金 | 給与・報酬の区分に応じた税金 |
| 厚生費・雑費 | 店舗設備や備品などに関する費用 |
| ヘアメイク代 | 出勤時のヘアセット料金 |
| 送り代 | 退勤後の送迎サービス利用料 |
| 衣装代 | ドレス・衣装のレンタルなど |
| その他の控除 | 契約条件などに基づく控除 |
特に、厚生費が出勤日ごとに発生したり、ヘアメイク代や送り代が利用するたびに必要になったりすると、勤務日数に応じて負担も増えます。
また、罰金やペナルティを控除する給与運用も見られますが、費用負担や天引きの適法性は別の問題です。
日払い・全額日払いとバックの支払い
キャバクラには、出勤した日に給料の一部を受け取れる日払い制度があります。
・日払い: 決められた金額を当日受け取り、残りは給料日に精算
・全額日払い: 対象となる給与を当日に全額受け取る
・月払い: 締め日と給料日に合わせてまとめて支給
日払いは基本時給分だけを対象とし、指名・同伴・売上バックを後日精算する方式もあります。
給料の締め日が月2回ある店舗では、半月ごとに支給される制度もあります。
日払いの金額だけでなく、バックの精算日と控除後の手取り額まで把握しておくことが大切です。
キャバクラの給料・収入
キャバクラの給料は、基本時給に指名・同伴・ドリンクなどのバックが加わり、売上や指名本数によって時給そのものが変動する仕組みです。
特に、保証時給終了後のスライド制や給率制は、月収を大きく左右します。
ノルマ・ペナルティ・各種控除も含め、基本時給・給与システム・売上の評価・手取りの関係を理解することが重要です。
